人生で出会う人たちのなんと多いことか。 ちょっとだけ袖が触れ合った人たち。 その時は濃厚な付き合いをしていると思っていても 数年後には全く連絡を取り合わない関係性になっていたり。 気がつけば名前すら忘れてしまっている人たち。 そんな中でも時々ふと思い出す友人がいた。 研究者なので検索をするとすぐに見つかった。 名前も顔も面影があるけど、他人の空似では?とか ただの同姓同名?とか思ったけれど 出身地も知っていた地名だし、 大学も学部学科も私と同じだから間違いない! と思い、勇気を振り絞ってメールを送ってみた。 その日のうちに返事がきて、本人だった。 まさか30年経ってまたやりとりする日が来るとは。 人生とはいつまで経っても面白いものである。 友人は今、医学部の准教授。 尊敬しかないよ。 これを読んでいるあなたも 今ごろ誰かに探されているかもしれないよ。